資格試験に限らずですが、受験というものは合格ラインが決まっています。例えば、100点満点中70点以上で合格とか、基準となるラインが明確になっていることがほとんどです。

しかし、資格試験の場合、基準が決まっていながらも採点方式には2種類あり、それは絶対評価基準と相対評価基準の2つに分類されます。

絶対評価というのは、合格基準点が完全に固定されているものです。例えば、受験要項に記載されているものがそのまま本試験の採点に適用されてきます。100点満点中、70点以上で合格。問題数は50問で1問2点。この場合、試験の難易度に関わらず、35問以上の正答で合格が確定します。これを、絶対評価基準による採点と言います。

一方、相対評価基準による採点方法もあります。これは、試験の難易度に応じて合格ラインが変動するというものです。もっと言えば、受験生の出来具合に応じて合格ラインが上下すると考えてよいでしょう。相対評価による採点では、合格ラインが変動しますので、一応の目安である70点以上で合格というものがあったとしても、実態は常に変動します。つまり、その合格ラインが絶対固定ではなく、相対的な評価になります。

これらは傾斜配点と言う手法による採点方法により行われることになります。多くの資格試験では相対評価による合格ラインを採用しており、結果として傾斜配点が使われていることが多いようです。また、検定試験などの場合には絶対評価による採点が行われる傾向にあります。

いずれにしても、相対評価試験の場合、合格ラインが変動するわけですが、その目的は合格者や合格率を一定にしたい、という思惑が存在しているからです。ですから、相対評価の試験が合格しやすいとか絶対評価による試験の方が合格しやすいという性質のものではありません。あくまで、採点の方式に過ぎないのです。

ただし、これらの採点方式により勉強方法も変わりますし、これらの採点方法を前提に置けば、合格するための仕組みが見えてくることもまた事実です。自分の目指す資格試験がどのような採点基準を採用しているのかは、資格試験比較ガイドを参考にしてください。採点方法によって勉強方法が変わると言うことは基本的にありませんが、知っておくことは大変重要になります。

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