全体像を把握する

| 準備編 |

目指す資格試験が決まれば、勉強を進めていくことになります。しかし、いきなり勉強を始めても、どこかで行き詰まりを迎えてしまう可能性も高く、また、どのように勉強を進めていけばよいのか具体的になりません。

「木を見て森を見ず」とはよく言われることですが、資格試験の勉強においても同様のことが言えます。

資格試験に合格するためには、まずは全体像を把握することが必要です。全体像とは、目指す資格試験によって異なるものではありません。だいたい、以下の内容を押さえておく必要があります。

  • 勉強しなければいけない量(記憶する分量)
  • どのような内容が出題されているのか

以上の2点は、非常に単純ではありつつも今後の大きな方向性を決める上では大変重要な要素です。難関試験に挑戦する受験生が、全ての勉強範囲を本試験日まで終了できずに受験を断念してしまうと言うのは、試験のボリュームをしっかりと最初に確認することができていないからです。ですから、本来進めなければいけない理想の計画ではなく、自分の感覚で勉強を進めてしまった結果、遅れが生じてしまう。最初の段階である程度の勉強量を把握しておけば防ぐことができるはずなのです。

同様に、出題形式が論述や記述式であったにも関わらず、択一中心で勉強してしまった。なので、記述力が不足しており、本試験で対応することができなかった。これらも、あらかじめ記述式や論述式の解答があるということをしっかりと知っていれば、このような事態は回避することができるはずです。択一式の勉強をしながら、記述式のことを頭に入れた勉強も可能になります。

これらを回避するため、すなわち全体像を把握するためには本試験で実際に出題された過去問を丹念に読むことが有用です。解くのではありません。単に読むのです。

そうすれば、どのような内容の問題が出題され、それが何問程度あるのか。どのような解答方式なのか、などが全て分かります。つまり、過去問と言うのは、最初に目を通して、今後の勉強方法の方向性を決めるための最も重要なものになるのです。

通信講座や通学講座の場合には、過去問は最後の方で使うことも多いようですので、資格学校の講座を受講している人については、講師に言われることがなかったとしても過去問は早い段階から目を通すようにしてください。そうすれば、自分が最終的にどのような問題を解ければ合格することができるのかを早めに理解することができます。

独学の人は、真っ先に過去問を見るようにします。そして、過去問で出題されている問題をしっかりと解くことができるようになるための教材をテキストとして購入するようにします。これが、独学におけるメイン教材となります。

全体像がつかめれば、目指す資格試験の本試験までの道のりは明確になります。そして、それを計画に落とし込み、継続して勉強を進めていけばよいのです。

航海の際に、最初に進むべきルートが間違っていたり、中途半端なものであったとしたら、船はいつまでたっても目標地までは到達することができません。資格の勉強も同じことなのです。

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