資格試験のコラム - のブログ記事

よく言われることに、「資格を取っても食えない」というものがあります。確かにそのようになってしまうケースもあるでしょうし、役に立たない状態のまま取得したこと自体を忘れてしまっている人もいるでしょう。

一方で、取得した資格を有効に活かし、就職や転職、独立などに上手く結び付けている人もいます。この違いは何なのでしょうか?

もちろん、いろいろな要素があるので、一概にどうこう言えない部分はあるとしても、上手く資格を活用している人は、「タイミングを捉えることができる」ということが一ついえると思います。

資格は持っていれば即役にたてる事ができるとは必ずしも言えません。何らかのタイミングが一致したときに上手く機能することが多いように思えます。もちろん、独立などを目的に資格試験の取得を行ったのであれば、自分の意思でコントロール可能です。

しかし、就職や転職は自らの意思だけでどうこうできるものではなく、相手がいるものです。相手がいるということは、様々な要素が上手く結びつかない限り、有効活用するのは難しいということです。

活用が上手い人は、タイミングを捉えることができる。資格を取得すれば、その資格に関する情報は自分でどんどん集めるようになるわけです。それらの生きた情報が、どこかの段階でチャンスに変わるときがある。いや、チャンスを呼んでくるという表現の方が正しのかも知れません。

チャンスと言うのは誰にでもあるわけで、そのチャンスに気付くことができるかどうかがまずは1つのポイント。そして、次にそのチャンスに乗っかることができるかどうか、すなわちタイミングを計ってあわせることができるかどうか、そこが資格を上手く活用することができる人と、そうではない人の分岐になるのだと言えます。

チャンスは毎日のように私たちの周りを転がっています。それに気付けるかどうか、そしてしっかりとタイミングを計って乗っかることができるかどうかが重要なのです。だとすると、資格を使えるようにするのも殺してしまうのも、まさに自分次第ということなのです。

資格試験に挑戦する人が増えています。100年に1度と言われる不況下の影響で、より有利な就職や転職を望む人が他の「人と差を付けたい」という理由で資格の取得を目指すケースが増えているからです。

一方、独立を目指す人も増えています。一部の国家試験は、○○士という名称を付与し、独占業務(合格者しか業務をすることができない)が与えられているものがあります。

これは、合格者のみが行うことができる業務ですから、資格取得をしていると通常の起業に比べてスムーズな起業をしやすいからです。もちろん、独立して成功するためにはそんなに甘いものではありませんが、少なくても士業として独立することは、資格を持っていない状態から独立するよりも信頼性も高いということは挙げられます。

こういった士業の人気は特に女性に多いように思います。従来は男性が中心の士業でしたが、最近は女性の活躍が目覚しく、これは顧客に女性が増えていることも影響しているからでしょう。

また、独立までは目指さないが、自分の能力を高めたい、いろいろと知識を吸収したい、という人も増えています。これは、男女問わず、年齢も様々です。つまり、資格試験を通じて自分が成長したい、ということでしょう。

今のお金の価値は、10年度の価値よりも大きいと言われます。これは、仮に現在10万円あれば、それを銀行口座に預け入れることで、利息が付くことから分かります。

しかし、利息と言っても大した金額ではありません。むしろ、自分に投資した方が、はるかに大きいリターンをもたらす可能性があります。誰かに頼る、何かに依存するのではなく、自分の力でお金を増やす。

そんな考え方を持つ人も増えてきました。それが、資格試験の受験者を増加に導いている要因とも考えられます。

資格試験の合格証書はやはり気持ちの良いものです。多くの資格試験では、合格という事実が先に発表されて、合格証書は後で郵送されてくる場合が多いので、合格することができれば2度楽しむことができます。

資格によって合格証書の形は様々です。合格賞状というケースもあれば、合格証という場合もあります。また、合格カードと言うものもあります。

合格賞状は、いわゆる賞状形式のもので、凝った資格試験になると手書きで名前等が書かれている場合があります。この賞状をもらうと、いかにも合格したという気分を味わうことができます。最近では、毛筆の手書きというケースはほとんどなく、プリンターなどが中心です。

合格賞状の場合には、顔写真が添付されている場合があり、顔写真があることで一気に高級感が増します。最近では、写真が貼ってある賞状も減りました。

合格証と言うのは、賞状よりもやや小ぶりな証書であることがほとんどです。厚紙のものもあれば、薄い場合もあります。

合格カードも様々あります。薄っぺらなカードもあれば、顔写真が印字されており、厚みのあるカードまで様々です。やはり、せっかくですから厚みがあるほうが、高級感が出てきます。

資格試験によっては、合格賞状とは別に、バッジをもらえることもあります。(バッジのみ希望者は購入できる、と言う試験もあります)バッジ以外でも、合格者のみがもらうことができるグッズなどもあります。

さらに、合格することで使うことができる権利などもあります。例えば、特定のロゴを使用することができるなどがその例です。

以上のように、資格試験によって合格したときには個性的な合格証書をもらうことができます。ただし、国家資格だから豪華な賞状であるとか、民間資格、検定試験だから貧弱な合格証書ということでもありません。

どのような合格証書が来るのか、そのようなことを考えながら勉強に気合を入れるのも楽しみです。資格マニアとなれば、額を買って合格した資格試験の証書を壁にこれでもかと掲げる人も多いのです。

資格試験は1度合格してしまえば、基本的にはそれで勉強は終了となります。そして、通常であれば一生有効の資格として使うことが出来ます。

しかし、資格の中には更新が必要なものもありますので注意が必要です。更新を忘れたり怠ってしまうと、失効するものも多いからです。最も分かりやすいのは、車の運転免許証です。

車の運転免許証も資格です。違反暦によって更新の頻度は異なりますが、最長でも5年に1回は更新をしなければなりません。忘れてしますと、最悪の場合は失効していまいますし、更新せずに車を運転しようものなら無免許運転とされてしまいます。

運転免許の更新では主に知識の更新が中心です。講習会に参加して、新たに試験を受けるようなことはありません。常に運転する上での最新の法律などを押さえておくことが重要視されているのでしょう。

他の資格試験の更新もこれと同じ考え方です。例えば、法律は毎年のように改正されますので、10年前に勉強した知識では役に立たない可能性が高いのです。ですから、義務的に資格の更新を設けることで、最新の知識を備えておくことを要求しています。

更新が必要な資格は実務的な資格に多いようです。特に難易度が高い試験に多いとか、国家資格に多いとか、そういうことではありません。難易度の高い資格試験で更新制度が存在しないものも多いですし、検定で更新を要求するものもあります。

例えば、比較的難易度の高い資格で更新が必要なものに中小企業診断士があります。中小企業診断士は、5年後との更新が必要です。更新の際には、理論と実務の両方の更新が必要で、かなり厄介な更新だと言えます。

他には、民間資格である、ファイナンシャルプランナーのAFPやCFPも更新が必要です。また、公的資格である検定では販売士検定が更新を要求しています。

運転免許証の更新は忘れる人は少ないと思いますが、他の資格の場合には忘れることが少なくありません。自分が目指す資格に更新制度があるかどうかをしっかりと確認しておいて、更新が必要であれば忘れないようにしてください。

資格試験を目指す理由は人により様々です。就職や転職を目的に資格取得を目指す人もいれば、士業などで独立を目指す人もいます。もちろん、少しでも収入をアップさせるために副業やアルバイトをするために資格を目指す人もいます。

一方で、資格試験の目的は合格することです。資格試験に合格することで、自分が目指すことが実現できる。つまり、資格試験というのはあくまで手段なのです。ですから、そこには手段としての割りきりが必要になります。

だからこそ、資格試験は傾斜配点などの合格の仕組みをしっかりと理解したうえで、勉強をすることが求められる。本来、独立目的で勉強するのであれば、理論や実務など突っ込んだ箇所にまで手を広げるべきであるところを、あくまで資格試験の合格にこだわって「割り切る」という勉強方法が必要になるのです。

その結果として、合格を得ることができる。

勉強の本質を考えてみれば、試験に合格することが全てではありません。どちらかと言えば、試験で要求されるものは勉強のテクニックであって、自分の能力を高めたいというような自己実現を満たすものではないと言えます。

一方で、合格してからが本当の勉強の始まりだと言うのも事実で、どちらかと言えば合格した後の勉強の方がより実務的かつ具体的で興味的な内容になっています。

資格試験の受験勉強は、本来的な勉強という概念で考えれば、それほど楽しいものではないかも知れません。ただひたすら覚える、と言うような記憶力が重視される試験が本当に意味のあることなのか、疑問に思うこともあるかも知れません。

しかし、資格に合格すれば本当の意味での勉強はいくらでもする機会がありますし、むしろ勉強をしなければ資格を本当に活かすことができないのです。

資格受験は、あくまで合格するための受験です。まずは割り切って、受験は作業なんだと捉えて勉強を継続するようにしてください。合格すれば、自分がやりたい勉強はいくらでもすることができます。

実務的なことはたくさん知っているのになかなか合格できない受験経験者も多いのです。一方で、何も知らない初学者が難なく短期間で合格を勝ち取っていく。そこには、試験と言うものは実務的な内容よりも、合格するための勉強をすることが重要だと示しているのです。

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