傾斜配点 - のブログ記事

資格試験を目指す理由は人により様々です。就職や転職を目的に資格取得を目指す人もいれば、士業などで独立を目指す人もいます。もちろん、少しでも収入をアップさせるために副業やアルバイトをするために資格を目指す人もいます。

一方で、資格試験の目的は合格することです。資格試験に合格することで、自分が目指すことが実現できる。つまり、資格試験というのはあくまで手段なのです。ですから、そこには手段としての割りきりが必要になります。

だからこそ、資格試験は傾斜配点などの合格の仕組みをしっかりと理解したうえで、勉強をすることが求められる。本来、独立目的で勉強するのであれば、理論や実務など突っ込んだ箇所にまで手を広げるべきであるところを、あくまで資格試験の合格にこだわって「割り切る」という勉強方法が必要になるのです。

その結果として、合格を得ることができる。

勉強の本質を考えてみれば、試験に合格することが全てではありません。どちらかと言えば、試験で要求されるものは勉強のテクニックであって、自分の能力を高めたいというような自己実現を満たすものではないと言えます。

一方で、合格してからが本当の勉強の始まりだと言うのも事実で、どちらかと言えば合格した後の勉強の方がより実務的かつ具体的で興味的な内容になっています。

資格試験の受験勉強は、本来的な勉強という概念で考えれば、それほど楽しいものではないかも知れません。ただひたすら覚える、と言うような記憶力が重視される試験が本当に意味のあることなのか、疑問に思うこともあるかも知れません。

しかし、資格に合格すれば本当の意味での勉強はいくらでもする機会がありますし、むしろ勉強をしなければ資格を本当に活かすことができないのです。

資格受験は、あくまで合格するための受験です。まずは割り切って、受験は作業なんだと捉えて勉強を継続するようにしてください。合格すれば、自分がやりたい勉強はいくらでもすることができます。

実務的なことはたくさん知っているのになかなか合格できない受験経験者も多いのです。一方で、何も知らない初学者が難なく短期間で合格を勝ち取っていく。そこには、試験と言うものは実務的な内容よりも、合格するための勉強をすることが重要だと示しているのです。

資格試験の合格基準は通常の場合は公表されています。一般的には、70点以上などと総合の得点での基準が明示されているもの、あるいは、総合得点での基準以外に科目ごとの肢きりラインが設定されているもの。

いずれにしても、資格試験の実施要綱には合格基準点が明示されている場合が多数を占めます。しかし、資格試験の実際の採点では、その基準通りに採点されるとは限らなく、また、合格基準点が上下する場合があります。

これらを相対評価基準による採点方式と言っており、具体的には傾斜配点と言う仕組みが使われます。傾斜配点とは、簡単に言えば点数の配点を変動させながら、合格者数や合格率を調整していくと言う作業です。

通常の資格試験では、合格基準点というものが存在しつつも、合格者数や合格率がほぼ一定で推移しています。これらは、普通に考えたらおかしいことで、問題の出題レベルは毎回変わりますから、大きく変動してもおかしくはありません。しかし、なぜか毎回の合格者数や合格率が一定になっている。

そこには、傾斜配点というカラクリが働いていることが多いのです。そのため、資格試験には合格するための仕組みや勉強方法というものが存在するわけです。

一方、これらの得点調整が全く行われない採点方式を絶対評価基準といいます。この方式によれば、完全に合格基準及び配点箇所、配点が明確に明示されており、一切の変動は行われません。この方式では、本試験の問題出題レベルによって大きく合格率や合格者数が変動します。絶対評価基準を採用している資格試験は検定的な意味があいが強いものが多いようです。

国家資格や独立が可能な資格では、ほとんどが合格者数あるいは合格率を一定にしておくという思考が働いているため、相対評価基準による採点方式が一般的です。自分が受験する資格試験の配点がどのような形で行われているのかをあらかじめ知っておくことも有用でしょう。

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