相対評価基準 - のブログ記事

法律系の資格試験はたくさんありますが、その中でも法律系難関資格試験と言われているのが、司法試験と司法書士試験。

司法試験はご存知の通り、法律系資格としては難易度ナンバーワンの資格で、要するに日本の資格試験制度の中で最も難しいと言われている資格試験であり、国家資格に該当します。最近では法曹関係者を増やすという考え方のもと、試験制度の抜本的な改革がなされ、ロースクール制度などが取り入れられています。

昔は合格するまでに平均8年程度かかると言われていましたが、ロースクール(法科大学院)の導入により、少し状況は変わりつつあります。まだまだいろいろと問題はあるようですが、現在でも最高の難易度と言う地位に変わりはありません。

司法試験は合格すれば弁護士・検事・裁判官への道を歩むことになります。

法律系資格のナンバーツーと言われるのが、司法書士です。司法書士は、弁護士に比べ、より身近な存在と言えます。業務の中心は、会社の設立や不動産などの登記業務であり、誰でも一生に一度はお世話になる可能性が高いです。

登記の手続きは誰でも行うことができるのですが、その複雑性ゆえ、自分で行うというのは現実的ではありません。従って、書類作成や手続きの専門家である司法書士に依頼することになります。

司法書士は合格率3%程度と非常に難関となっていますが、しっかりと腰を据えて勉強すれば合格は可能です。受験資格の制限もなく、誰でも挑戦が可能です。まずは、宅建試験などで自分が法律の勉強に向いているのかを把握してから、チャレンジすると良いでしょう。

司法書士は国家試験であり、合格すると国家資格が与えられます。最近では女性の受験者も目立ってきました。学生からチャレンジする人も少なくありませんし、年代・性別に特に傾向はなく様々な人がチャレンジしています。

近年は合格ラインが上昇しつつありますので、相対評価基準の仕組み(メカニズム)をしっかりと押さえた上で勉強を進めることをオススメします。

資格試験の合格基準は通常の場合は公表されています。一般的には、70点以上などと総合の得点での基準が明示されているもの、あるいは、総合得点での基準以外に科目ごとの肢きりラインが設定されているもの。

いずれにしても、資格試験の実施要綱には合格基準点が明示されている場合が多数を占めます。しかし、資格試験の実際の採点では、その基準通りに採点されるとは限らなく、また、合格基準点が上下する場合があります。

これらを相対評価基準による採点方式と言っており、具体的には傾斜配点と言う仕組みが使われます。傾斜配点とは、簡単に言えば点数の配点を変動させながら、合格者数や合格率を調整していくと言う作業です。

通常の資格試験では、合格基準点というものが存在しつつも、合格者数や合格率がほぼ一定で推移しています。これらは、普通に考えたらおかしいことで、問題の出題レベルは毎回変わりますから、大きく変動してもおかしくはありません。しかし、なぜか毎回の合格者数や合格率が一定になっている。

そこには、傾斜配点というカラクリが働いていることが多いのです。そのため、資格試験には合格するための仕組みや勉強方法というものが存在するわけです。

一方、これらの得点調整が全く行われない採点方式を絶対評価基準といいます。この方式によれば、完全に合格基準及び配点箇所、配点が明確に明示されており、一切の変動は行われません。この方式では、本試験の問題出題レベルによって大きく合格率や合格者数が変動します。絶対評価基準を採用している資格試験は検定的な意味があいが強いものが多いようです。

国家資格や独立が可能な資格では、ほとんどが合格者数あるいは合格率を一定にしておくという思考が働いているため、相対評価基準による採点方式が一般的です。自分が受験する資格試験の配点がどのような形で行われているのかをあらかじめ知っておくことも有用でしょう。

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