絶対評価基準 - のブログ記事

資格試験の合格基準は通常の場合は公表されています。一般的には、70点以上などと総合の得点での基準が明示されているもの、あるいは、総合得点での基準以外に科目ごとの肢きりラインが設定されているもの。

いずれにしても、資格試験の実施要綱には合格基準点が明示されている場合が多数を占めます。しかし、資格試験の実際の採点では、その基準通りに採点されるとは限らなく、また、合格基準点が上下する場合があります。

これらを相対評価基準による採点方式と言っており、具体的には傾斜配点と言う仕組みが使われます。傾斜配点とは、簡単に言えば点数の配点を変動させながら、合格者数や合格率を調整していくと言う作業です。

通常の資格試験では、合格基準点というものが存在しつつも、合格者数や合格率がほぼ一定で推移しています。これらは、普通に考えたらおかしいことで、問題の出題レベルは毎回変わりますから、大きく変動してもおかしくはありません。しかし、なぜか毎回の合格者数や合格率が一定になっている。

そこには、傾斜配点というカラクリが働いていることが多いのです。そのため、資格試験には合格するための仕組みや勉強方法というものが存在するわけです。

一方、これらの得点調整が全く行われない採点方式を絶対評価基準といいます。この方式によれば、完全に合格基準及び配点箇所、配点が明確に明示されており、一切の変動は行われません。この方式では、本試験の問題出題レベルによって大きく合格率や合格者数が変動します。絶対評価基準を採用している資格試験は検定的な意味があいが強いものが多いようです。

国家資格や独立が可能な資格では、ほとんどが合格者数あるいは合格率を一定にしておくという思考が働いているため、相対評価基準による採点方式が一般的です。自分が受験する資格試験の配点がどのような形で行われているのかをあらかじめ知っておくことも有用でしょう。

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